矢口史靖監督出演の「伊集院光日曜日の秘密基地」聞いた。

家は田舎なので、日中TBSラジオの電波は拾えません(夜間は拾える)。なので、某開発者裁判中ソフトを使う。
ありがとう某開発者裁判中ソフト。

内容は結構盛り沢山。一つは、自分も常々考えている、映画を前知識無しで見ることの困難について。
矢口監督、なんと「監督クレジット外したい」発言まで飛び出す。ラジカル。塩彦に負けない。

自分もちょっと前まで、映画を一番面白く見る方法は「名作を名作と知らずに見る」だと思ってたんですが、最近は「名作とは名作と身構えて見ても面白い作品である」という考えに変わりました。
自分のちょっとせこい自慢の一つとして、「タクシードライバー」を全くの前知識無しで見た、てのがあるんですが、本当に初めて見たときは、この映画がカンヌグランプリで、キネマ旬報の1位で、撮影がマイケル・チャップマンで、特殊メイクがディック・スミスで、音楽がバーナード・ハーマンで、てなことを全く知らずに、もっと言うとデ・ニーロって役者の存在自体も、マーティン・スコセッシという監督のことも、当然ジョディ・フォスターのことも、ハーヴェイ・カイテルのことも、もちろんストーリーも全く知らなかったので、とにかく何から何まで衝撃的だった訳です。
でも、今思うのは「たとえ前知識があったとしても、ほとんど同じ衝撃を受けたんじゃないか」ということ。
…いや、やっぱり違うのかなあ。どうなんだろ。うーん難しい。