Shaun of the dead 見たよ

いやー、とっても面白かった。
どれ位面白かったかというと、「ゾンビパパ」の1000倍。
０に1000掛けても０、というツッコミが入りそうですが、「ゾンビパパ」って初めて聞いた時、プッと吹いたでしょ？

まあ、正直に言うと最初タイトルを聞いた時に期待したのは、「ロメロ三部作的ゾンビ観に対する宣戦布告」だったんですけどね。
ゾンビとの共存が始まりつつある世界で「ロメロゾンビ」の設定矛盾を、あらゆる角度から突っ込みまくる主人公がいて、結果、世界総ゾンビ化を企んでいる悪の組織に気付く。その親玉がロメロまんまのマッド・サイエンティストで、そいつをぶち殺したら、ゾンビも元通りの人になって大ハッピーエンド、世界は平和だ、みたいな。（←うん？ つまらんな）

その後、「ロメロが絶賛」という話を聞き、予告編も見て、ああそういうんじゃないんだな、と。
そうはいっても、出来は物凄くよいので、真っ当なゾンビ物としてもかなり楽しめること間違いなし。
前にも書いたけど、ロメロ三部作の俺評価は、死霊のえじき＞ナイト・オブ・ザ・リビングデッド＞ゾンビ、なので、後半の「死霊のえじき」なシーンはかなり燃えちゃった。ラストは泣いたし。
多分、「ゾンビ愛」が深ければ深い人ほど、この映画を面白く感じることが出来るはず。

これから、特典のゾンビコメンタリーでも聞くかな。