リリア 4-ever  ★★★★★ (ルーカス・ムーディソン)

ボーン・スプレマシー」のラストに登場して、伊藤計劃さんの心を鷲づかんだ*1オクサーナ・アキニシナたん主演の日本未公開作が遂にシネフィル・イマジカにて放送。*2

元はといえば、http://www33.ocn.ne.jp/~muffs/index.htmlのぴかおさんのレビュー*3を読んで、「こりゃ見なきゃいかん」と思いDVDを注文したのが去年12月(半額バーゲンだったんで)。しかし待てど暮らせど発送されず、そうこうしてる内にシネフィルイマジカでの放送決定をぴかおさんとこで知り、ヤッターと叫ぶもその3日後アマゾンからDVD発送通知が(キャンセル忘れてた)。で、結局おとといDVDが届いたりもしたけれど、僕は元気です。クソ。

とりあえず、スカパーやケーブルテレビでシネフィルイマジカを現在視聴可能な全人類に告ぐ。必見。素晴らしすぎる撮影当時14歳のオクサーナ・アキニシナ、彼女を見るべし。俺がチャンネル料金払ってやってもいいから。*4
というか、今からでも遅くないんで劇場公開しやがれ。

この映画もボーン・スプレマシーも不幸のどん底な役柄を演じているオクサーナ・アキニシナなんですが、もしかして「リリア 4-ever」が「ボーン〜」出演のきっかけになったのかな、と思い日本語字幕入りの「ボーン・スプレマシー」韓国盤DVDの特典・音声解説を4倍速でズラーっと見たところ、監督の「彼女はロシア映画の傑作に出演している」「ネスキーの娘は彼女しかいないと思った」という発言が。この「リリア 4-ever」はスウェーデン映画なんですが、旧ソ連も舞台なんで監督の勘違いという可能性もあり。
あ、そういえば彼女のデビュー作「シスターズ」の監督セルゲイ・ボドロフ・Jrは監督2作目を製作中に氷河崩落に巻き込まれて死んじゃったりしてます。不幸ばっかり。頼むからたまには幸せな役もやらせてあげて下さい。

ルーカス・ムーディソン監督の映画を見たのは「エヴァとステファンとすてきな家族」に続いてこれが2本目(ショー・ミー・ラブも見なきゃ)。やっぱり、今作である意味一線を超えてしまったようで、アイルランド在住のPerfect Kissさんによる最新作「A hole in my heart」のレビュー*5を読むと、ちょっとやばいことになってます。自分も大概の不快な描写は大丈夫なつもりだけど、このレビュー読むとちょっと躊躇するね。


・おまけ
ケヴィン・ベーコンペドファイルを演じるという、今一番見たい映画「The Woodsman」の同じくPerfect Kissさんによるレビュー。頼む公開してくれ!
http://blog.livedoor.jp/perfectkiss/archives/15622144.html