シャーク・テイル  (ビボ・バージェロン、ヴィッキー・ジェンソン、ロブ・レターマン) ★★★

しょっぱなの、シェール(Cher)があざらし(seal)を始め、吹き替えにするとギャグの数が半減という、アニメの商売上の利点を全く無視したある意味、超アバンギャルドな映画。
ウィル・スミスと互角に渡り合う、マーティン・スコセッシが最高。でも、自分はスコセッシがオスカーを撮るなら、もうデ・ニーロとのコンビ復活作しかないと思ってるんで、それをこんなところで安売りしていいのか?! と思った。いや、いいのか…
一つ残念だったのがジャック・ブラックが演じた鮫、レニー。あまりにおとなしいんで、途中までジャック・ブラックだと気付かなかった。ジャック・ブラックは「菜食のサメ」なんかではなく「肉食のワカメ」にでもキャスティングするべきなのではないか。
あ、「2」はそれでどうだ。レニーの影響でみんなベジタリアンになったサメ軍団。それに冗談じゃねえ、と反旗を翻しゲリラ活動を開始する海藻軍団との「仁義なき戦い 海底作戦」。最後はみんな仲良く、人肉食になってハッピーエンド。
これ間違いなく受けますよ!どうですか?>カッツェンバーグP。