フライト・オブ・フェニックス  (ジョン・ムーア) ★★★★1/2

我ながら★高すぎ、と思うんだけど、ナショナル・トレジャーが★3つなら、相対評価でこれ位は★をあげないとおかしい、ということにあいなりました。
言わずと知れた、ロバート・アルドリッチの「飛べ!フェニックス [DVD]」のリメイク。昨今の何でもリメイクブームの一品かと思いきや、最初のクレジットでアルドリッチの家族(調べたら息子)が製作していることを知る。なので多分、
「とにかくアルドリッチの作品をリメイクしよう」
「じゃあ、今リメイクするならどれか?」
という所から形になった映画なんだと思う。で、その作品の選択は成功だった、と。
寝不足だったんで、見る前は途中寝ちゃうかもしんない、なんて思っていたのに、どんどん眠気が吹っ飛んで行くのが分かったね。やっぱり俺、デニス・クエイドが好きだわ(ちなみに他に好きな男優はヒュー・グラントだ)。オリジナルと比べると、どうこうという話もあるでしょうが、オリジナルよりも30分近く短い上映時間、ということも考えると文句つけたいところは無かったなあ。というか、俺オリジナルより好きかも。ちなみにこれも劇場で知りビックリしたんだけど、脚本の一人がなんとエドワード・バーンズでした。
気になったところ… 実は「ナショナル・トレジャー」もそうだったんだけど、この映画も「掘り起こし」場面がばっさりカットされているのが不思議。そんなにアメリカの観客は、掘る場面が嫌いなのか?