最近読んだ本  「ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)」

噂には聞いていた芥川賞作家のゲームエッセイをやっと読む。評判以上の面白さ。こんなタイトルですが、別にジェーン・バーキンのでっかい乳首(あれ、本当でっかいよな)が載ってる訳じゃないんで、お子様も安心。ゲーム万歳。
ゲームの素晴らしさといえば、「戦場の狼」というカプコンのゲームがあって、この本でも少し紹介されているんだけど、このゲームでは敵を撃ち殺すと「グゥ」って「腹が鳴った音」がするんですよ。なんでこんな変な音がするんだろう、と子供ながら不思議に思っていたんですが、これはつまり「戦場とカニバリズム」についての暗喩だったのです! そう、我々ゲーム世代は大岡昇平の「野火」を読むまでもなく、戦場での人食いについて既に体の底から叩き込まれていたのであった! …ということを高校時代に力説したら鼻で笑われたことを思い出した(泣)
とりあえず「水木しげるの妖怪写真館 NPC 【ネオジオポケット】」の存在を知っただけでも、この本の価値大あり。ああ、俺も妖怪「お歯黒べったり」の写真が撮りたい。(こいつがいるかどうかは知らん)


調子に乗って、自分が生まれて初めてはまったゲーム「ライズアウト」の事を書こうと思いググって見たところ、衝撃の事実が!
http://www.ascii.co.jp/pb/ant/msx/htm/game13.htm

ライズアウト
1984アスキー
作:五代響

大阪城の地下に隠されていた巨大な迷宮。その迷宮に突き落とされたあなたは、忍者の追跡をかわしながら迷路から脱出しなければなりません。千両箱の中に隠された鍵を探し出し、ドアを開けて脱出口へ向かってください。迷路はなんと20面まであります。

まじですか。
あの舞台って大阪城の地下だったんですか
あの赤い敵って忍者だったんですか
あの箱って千両箱だったんですか
ずっと主人公はスパイで、秘密基地に潜入する007風の物語を想像してたのに。20年目の真実にショック。