クローサー  (マイク・ニコルズ) ★★

元が舞台劇らしいめくるめく展開で全く飽きずに見てられた。でも、そのせいか脚本が映画全体が醸し出している「リアルな大人の恋愛」風な雰囲気からは若干浮いてる気が。あと、浮いているといえば舞台版からスライドしてきたクライヴ・オーウェンの演技も他の3人と比べるとややオーバーアクト気味。
まあ、どっちかというとその浮いてる側が自分の好みなんですけど。だからあんま見る必要はなかったね、ということでこの星に。特にクライヴ・オーウェンは初登場シーンからリビドー全開のエロ医者で、おおこりゃ「愛の狩人」のジャック・ニコルソン並の演技が期待できるぞ、と思ったものの結果最後までそれ以上の爆発は無く残念。
結論としてはマイク・ニコルズならこれより「愛の狩人」や「バージニア・ウルフなんかこわくない」を見たほうがいいよね、ということで。



あ、もう既に皆さんご存知でしょうが、ナタリー・ポートマンのヌードはないっす。
トップレスで泳いで盗撮されたくせに今更何を隠しやがるか、という話ですが、一応映画全体としては直接的行為を描かない、ということになってるので一貫性はありますな。