世代 (アンジェイ・ワイダ) ★★★★

なんとなくアンジェイ・ワイダのDVDを大量にアメリカから買ったので、なんとなく現時点での最新作(2002年作品)"Zemsta"を見たら、ロマン・ポランスキーが主演で驚いた。
確かにポーランドという接点はあるものの、ポランスキーは「水の中のナイフ」以後、外国でずっと撮ってるわけだしこりゃ意外だなぁ、なんて調べたらアンジェイ・ワイダの長編デビュー作「世代」ってポランスキーが出演してるのな!「抵抗三部作」でこれだけ見てなかったもんで、全然知らなかった。
で、クライテリオンから出てる「抵抗三部作」のDVDも買ってたんで「世代」も見る。ポランスキーも「この作品でポーランド映画のすべてが始まった」なんて言ってるだけあって力作。ポランスキーってずっと顔かわらんな…すぐ分かったよ。ワイダというと、まず「灰とダイヤモンド」から見る人が多いと思うんだけど(俺もそうだった)やっぱり三部作という位なんだから、これから見始めるべき。てか、そうしてりゃよかった。
で、この作品から約50年の月日を経て(いろいろあった。ポランスキーだけじゃなくワイダも)再び一緒に映画を作る二人。なかなか感慨深いぜ<ジジイだのう。

それにしても、俺ってそうとうポランスキーファンだと自分でも思うのに、新作「オリバー・ツイスト」を見たい、という気持ちがいっこも起きねえ。みんな思ってるだろうけど、何でいまさら。
追記:そういえば「テス」の時も「何でいまさら」って言われてたらしいことを思い出した。「マクベス」もそうなのかも。