アサルト13 要塞警察 (ジャン=フランソワ・リシェ) ★★★1/2

言わずと知れた「ジョン・カーペンター要塞警察」リメイク。今年公開らしいが、ちょっと邦題が中途半端で意味不明。俺なら要塞警察2005」にするね。シンプル・イズ・ペスト。
オリジナルにあんまり思い入れが無いんで、(俺カーペンターランクだと、「クリスティーン」の下ぐらい)かなーり楽しめた。生粋のオリジナルファンには、イーサン・ホークってキャストがまず「ケッ」ってなりそうではありますが、今回のイーサン・ホークは冒頭の演技がなかなかよろしいのである。その後、いつものキャラに戻っちゃうんだけど。
内容自体は結構オリジナルに忠実なんだけど、それよりなにより今回のリメイク一番の謎はフランス人監督、ジャン=フランソワ・リシェたまたまこの監督の前作「De l'amour*1」は見たことがあるんだけど、他のフィルモグラフィーを見てもアクションのアの字も無いこの監督が、何故今回「要塞警察」リメイクに抜擢されたのか?
多分、フランス版要塞警察スズメバチ」の監督、フローラン・エミリオ・シリに頼んだつもりが、どっかの連絡ミスでリシェ監督が来ちゃったんだと思う。有名な「フレンチ・コネクション」の例*2もあるし。まあ、なんにせよ「ホステージ」の支離滅裂ぶりを思うと、こっちで正解だったと思うけど。

*1:ヴィルジニー・ルドワイヤン主演のドラマ。

*2:頼んだつもりの俳優と別の人が来ちゃった