スウェーデン・ラブ・ライフ as 愛の言葉 (トーグニー・ウィックマン) ★★★

 どうもある一定の年齢を超えると「性の先進国といえばスウェーデン」という公式を刷り込まれている人が非常に多いようで、正直俺はそういう人たちをアホじゃねえか、と思いこれまで蔑んで生きてきたわけですが、この映画を見終わった今、すぐにもその人生の諸先輩方に謝罪し、世界の中心で叫びたい。
「性の先進国といえばスウェーデン 
 いやあ、「性教育映画風ポルノ」だと思って見たこの映画が、あまりにも真っ当な性教育映画だったので驚愕したのだ。特に「男性器には色々な形状・大きさがあります」というナレーションと共に、画面一杯にペニスが3本ずつ次々と映し出されるシーンは、当然ながら日本盤DVDにあるボカシさえ無ければ、これで救われる人間が何人いることだろう、これぞ教育、といたく感動した。
 そして特筆すべき点は、そういった性教育部分の合間に「普通のポルノ」としか思えないシーンがごく自然に多数存在している点で、つまりこの国では「ポルノ」と「性教育映画」の境界が限りなく薄いという証左ではなかろうか。しかも、この映画が作られたのは1969年。既に50年近くの月日が経った今、スウェーデンはもはや「性のメッカ」とすらなっていることは間違いない。(知らんので適当)
 行って見たいなスウェーデン