スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル (クレイグ・R・バクスリー) ★★★
オリジナル版「キングダム」の良かった点。
- 一度聞いたら耳にこびり付く名テーマ曲「欽・ドン」
- トリアーによるお知らせ
このリメイクでは、両方無いんで正直見る価値は(俺にとって)無し。それなのに、何故全13話をいちいち見ちゃったのかというと、最近かわええなと思ったテリー・ギリアムの新作「タイドランド」主演のジョデル・フェルランドたん*1が出ているから。ほとんど死人メイクでの登場なんだけど、過去のシーンでは普通のカッコもしてて、やっぱすげぇかわええよ!と感動。だもんで一部マニアにはお薦め。
ああ「タイドランド」早くみてぇぇええ(「サイレント・ヒル」にも出るらしい)
でもドラマとしては変な企画。
ラース・フォン・トリアーによる未完(役者が死んだのでほぼ確定)のテレビドラマ「キングダム」をリメイクしたこの作品。オリジナルのファンが「やった、完結したよ!」って喜ぶわけは無いし、キングファンにしてたって、そんな他人の作品のリメイクよりも映像化して欲しい作品はまだまだあるだろう(知らんけど)。
自分が気に入らないからといって世間では名作とされている「シャイニング」をわざわざ作り直したり、自分の趣味でリメイク作ったり、どう考えてもキングって本当に変。トリアーみたいな自己演出した変じゃなくてガチで。キングのジャック・ケッチャム好きは有名だけど、キングは作家になってなかったら絶対ケッチャムに「ミザリー」してたと最近思うもん。(「何だこのぬるいハッピーエンドは!」とかな)