トム・ヤム・クン! (プラッチャヤー・ピンゲーオ) ★★★★1/2

 行き着けの映画館では公開されないことが判明したので、待ちきれずにYesAsiaでDVD購入。
 「マッハ!」の像が象になっただけのストーリーはどうよ、という意見が多数のようでございますが、DVDに中国語字幕しか入ってなかったので、「トニー・ジャー柳楽優弥は子供の頃一緒にタイのゾウ訓練センターで学んだ仲」という設定を補完し、トム・ヤム・クン! 〜星になった少年2〜」として見たらなかなか面白かった。


柳楽優弥の死は事故死ではなかった!」 バーン。
「親友を殺されたトニー・ジャーが、象使い抹殺を企む謎の組織に単独挑む!」 バーン。


 んー、燃える。2人の少年時代に育まれた友情を越えた思い、みたいな事も勝手に想像され、そんな趣味が無いにも関わらず萌える。吹替え版はこの線で適当に「星になった少年」の映像をはさみ込んで作るってのはどうですか、亀P。
 まあストーリーはどうあれ、アクションシーンの素晴らしさは前作以上なんで、「マッハ!」の成功に奢ることなく、粗製濫造に走らずじっくりと今作品を作り上げたことだけでも大いに評価すべき。後は、見たら絶対たまげる超絶ワンカット超長回しアクションシーンの最後の最後でセリフをとちるトニー・ジャー、というNGシーンが最後についてたら満点。