小さき勇者たち 〜GAMERA〜 (田崎竜太) ★★★

 角川映画「〜子役が成長すると津田寛治になる〜」シリーズ第二弾*1
 平成ガメラ3のラストを思い起こさせるギャオスとの戦いが「三十年前」としてアヴァンタイトルで描かれはするものの、本編はのび太ガメラ2006」とでも言うべき、ど直球のジュブナイル
 実際、終盤の展開が「のび太の恐竜2006」で賛否両論の改変箇所、「タイムパトロールに頼らず自力で帰る」所と重なって、おいおいそれでいいのかよ、あぶねーじゃねーか、と一瞬映画から醒めかけたものの、いやそれじゃそこらの大人と同じじゃないですか、とちょっと反省。
 実際、この後映画では父親の津田寛治が、子供の言うことに当然100%納得していないにも関わらず子供をサポートしてあげるんだが、この行動に納得できるかどうかが大人の観客の評価の別れ目になるんだろう。大人でも納得できる説明をあえて(?)加えず、かつて子供だった大人が「子供たちが信じているから」こそ信じるってとこ。俺は恥ずかしいけどアリ。
 それにしても、客少なかったな…

*1:第一弾は「妖怪大戦争」。