オーメン (ジョン・ムーア) ★★1/2

 じゃあ、俺ならどうリメイクするのかと問われれば、オスガキなんかじゃなくて当然女の子にする。そうすれば名前はダミアンヌになって、タイトルもオーメンじゃなくオーギャルだな、と華麗なオヤジギャグを思いつきちょっと死にたくなる。
 ちなみに、「オー!ギャル」はサビの詩が、

オー!ギャル (ギャル) ギャル ギャル ギャル ギャル ギャル
オー!ギャル (ギャル) ギャル ギャル ギャル ギャル ギャル

という、「さすがにJASRACもこの詩じゃ恥ずかしくて金取りにこれねえだろ」な作詞:阿久悠の迷曲で、これを全盛期の沢田研二に嫌な顔一つさせず歌わせていたこの1点だけでも、阿久悠の凄さが当時をあまり知らない自分にもビンビンと伝わってくるのだ。



 …てなことを上映中ずーっと考えていたくらい、退屈だったことは確かなんだが、世界でも稀な「フライト・オブ・フェニックス」好きとして(映画館でも2回見たし)、リメイク「サイコ」よりは酷くないよ!とか、こんな企画を引き受けるなんて、やっぱりこの監督マジメでいい人そうだね!とフォローしたふり。
 乳母役には、悪魔の子育てならお手の物、なローズマリーウッドハウスことミア・ファロー