スネーク・フライト (デヴィッド・R・エリス) ★★★★

 新庄が涙をこらえながら迎えた、日本ハムファイターズ44年振りとなる日本シリーズ制覇。その感動の瞬間、わたくしもまたスクリーンを駆け巡る数多の蛇の雄姿を目の前にし、感動の涙をこらえておりました。
 間違いなく質・量ともに世界蛇映画史に残る蛇・蛇・蛇の数々。これで将来、蛇が知能を持ち我々を殺そうとしてきても、この映画を見せれば人・蛇友好の掛け橋となり地球が救われる事は間違いないし、蛇に噛まれてこの碌でもない人生を終える時も「ああ、グリーンマンバに噛まれた」と理解してから死ぬ事ができるという、大変お得な映画。ありがとう、デヴィッド・R・エリス。ありがとう、サミュエル・L・ジャクソン。蛇年生まれはもちろん(俺、蛇年)、戌年生まれのあなたも可愛い犬が出てくるので必見だし、もちろんそれ以外の干支のあなたも絶対にDon't miss it!
 と、劇場がガラガラ(もちろん蛇とかかってるよ、ここ)だったんで無駄に宣伝気味。実際、かなりしっかりしたパニック映画だったので、万人にお薦めできます。最初、マフィアのボスが無駄にマッチョだったんで、これは最後に実は部下の裏切りによって飛行機に押し込まれていたボスとサミュエルのタイマン肉弾戦だな!と思ったら大外れ。そこまで弾けてないのが、長所であり短所なんだが、今回はなんといっても〇が死んじゃうので全部OK。やっぱ人が死んで〇が死なないってのはおかしいもの。
 あと、ハリウッドに教えてあげたいが、今動物パニック映画で間違い無く受けるネタがあります。それは「鯨」
 ありとあらゆる船舶が次々と沈んでしまう魔の海域。そこにはグリーン〇ースの過剰な保護運動により、海の表面全体を覆い尽くすほどたくさんの鯨が生息していたのだった… みたいな。鯨は恐いよ。ヘリなんかも低空飛行してれば潮で撃ち落されるよ。