スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (ティム・バートン) ★★★★

 血だ血だ鼻血だ。
 ということで、実は1年ほど前から何の前触れも無く鼻血がドクドク出ることが幾度もあって、しかもなかなか止まらない。多分血しょう板不足なんだろうとは思ってるんだが、ついに今年初鼻血が映画館で来た。
 どうしよう、と思いポケット他を探っても困ったことにハンカチ・チリガミを発見できず。ああなんたることだ、ハンカチ・チリガミが無いだけで人間はかくも鼻血に対して無力なのか、と絶望しつつ無条件降伏を決意。流れるままの鼻血を口で受け止めるという、人類最古のリサイクル事業を展開すること約20分(体感時間は1時間)、やっと鼻血は鼻の下をカピカピにして停止。映画を堪能した後、トイレにでも駆け込めばそれで終わり…のはずだが、この映画館ではゴミ回収係が劇場入り口で待っているので、上手く鼻の辺りを手で隠しながら通過したものの、気付かなかったがその手の甲もかなり血まみれだったので女性従業員に予想以上の「ウワッ」て顔をされて大変傷ついた。
 …という小咄がこの映画を見ている途中に起きたなら全くもってよく出来ましたチャンチャンとなる訳だが、実際はこの後に見た「シルク」の本郷奏多クン登場シーンだったのは秘密だ。