いのちの食べかた (ニコラウス・ゲイハルター) ★★★

もともと黙々と与えられた仕事を続ける工業機械が男前なナイスガイであるのは自明な訳だが、これが食肉加工所の機械となると、更に「(内臓)ポロリもあるよ」とセクシーさも加味されるのでうぶな俺はもうメロメロである(もともと「赤い砂漠」を見てからの工場好き)。特に豚の腹をドンドン掻っ捌く装置には人類の英知を感じて興奮した。
ラストは食肉加工所の掃除風景なんだが、この掃除人が下を見ながら掃除しているので、肉をかけるフックに頭をぶつけそうになり、「あと一歩で一人『悪魔のいけにえ』状態に!」とこれまた一人で興奮した。