Hounddog*1 (Deborah Kampmeier) ★★★★

ダコたんエロい

「ダコたんのレイプシーンがある」と撮影時から一部(含む俺)でかなり話題になった作品が、アメリカでは結局ほとんどまともに上映されることもなく、DVDにてやっとこさ発売。当然購入。

一見して思ったのが、制作時期的にも内容的にも「ブラック・スネーク・モーン」と色々被っているという点で*1、「ブラック・スネーク・モーン」のクリスティーナ・リッチはこの映画のダコたん成長後といっても通じるんじゃないか、という位(正確に言うと、この映画はダコたんがこの後クリスティーナ・リッチになるのかどうかという話だな)。
が、この映画にはサミュエル・L・ジャクソンがいないので、その分「ブラック・スネーク・モーン」でいいや…とならないのは、今作品での我らがダコたんの演技が素晴らしすぎるからである。
「ベンジャミン・バトン」を見て「もう妹のエルたん一筋でいいや」と思ったであろう変態どもに告ぐが、この映画のダコたんは凄い。凄くエロい。これはくだんのレイプシーンのことでは無くて*2映画全編に渡ってエロいのだ。
水浴びしたり、お風呂に入るシーンはもちろん、タイトルにもなっているプレスリーハウンド・ドッグを歌う姿、他なにげない仕草の全てがエロい。
この手の映画にありがちな脚本や演出上で象徴的にエロスを表現した部分も多々あるのだが、(ダコたんが蛇の首をむんずと掴むシーンとか)そういうシーンがちょこざいに思えるほどダコたんの肉体が視線が声がエロい。鑑賞中思わず「あー、辛抱たまらん」とひとりごとを発して自分でビックリした。
この手の、一部物好きが好むエロさというのは、少女自身の無自覚さによるところが大きいというのが世界少女学会における共通認識であるが、天才子役であるところのダコたんは間違いなくこれがエロいと思って演じているはずなので、そこも考えるとますますエロい。
ベッドの上でダコたんが戯れるシーンで、カメラアングルがあまりに俺の理想通りだったので、「カメラマンよお前は俺か」と思ったところ、それがレイプ野郎の目線だったと発覚した時は、俺は本当にこの映画の理想の観客だな、としみじみした。
つまるところ、この映画でダコたんのエロさが分からなかった人は変態の素質がないのであきらめるべき。


そういえば「ベンジャミン・バトン」で一番気に入ったのが雷じいさんなんだが、「7回落ちた」といってたのに俺が数えたところ6回しか映画では描かれず(そうだよね?)残念に思っていたところ、この映画にもなかなか楽しい落雷シーンがあって、思わず「7回目!」と口に出てしまった。

*1:共にアメリカ南部の田舎町が舞台。"Hounddog"2007制作,「ブラック〜」2006制作,2007初頭公開

*2:個人的にレイプシーンは苦手で興奮はできねえ…というのは本心なのだがわざわざ書くと言い訳っぽいなぁ