ビバリーヒルズ・チワワ (ラージャ・ゴスネル) ★★★1/2

無理矢理最近の映画と比べると、「オーストラリア」の上映時間を半分に、ヒュー・ジャックマンを倍かっこよく、ニコール・キッドマンを倍わがままにすればこの映画になるのではないか。つまり「オーストラリア」の8倍いい映画(当社比)である。
実際、この映画に「オーストラリア」並みの尺があったら、チワワの恋愛と人間の恋愛模様を平行して描きつつ、チワワ族の人類に対する宣戦布告(これ実際に映画にあり)からの動物対人間の全面戦争、その間で引き裂かれる主役チワワと飼い主ジェイミー・リー・カーティスという大河ロマンが出来上がったに違いないのでバズ・ラーマンはチワワの爪の垢を煎じて飲むように。