IZO (三池崇史) ★★★★

という訳で、こんな田舎でも昨日からIZOが公開されました。劇場で三池作品を見るのは「漂流街」以来(感涙)。でも、客全然入ってねー(悔涙)。
事前の評判から、斬ってばかりなんで途中で飽きるのかなー、と思っていたら全部面白かったよ!
一言でいうと、「人に在らざるもの」になりたい、という全人類が密かに抱える闇の欲望を、上映時間中、常に刺激し続ける超危険な映画。
断言しますが、この映画を地球上の人間全てに見せたら、早晩人類は滅亡します。
特に子供に見せると、十中八九「将来何になりたい?」と聞かれたとき「人に在らざるもの」と答えるようになってしまうので、R−15指定は圧倒的に正しい。ああ、初めて映倫の判断に賛成しちゃったよ。
いや、人類の滅亡は別に構いませんが、そうすると映画が作られなくなるからね。