Tanner'88 (ロバート・アルトマン) ★★★★1/2

"Tanner'88"は架空のアメリカ大統領選挙候補者"Jack Tanner"のキャンペーンを描いたミニシリーズ。でも、普通のフェイク・ドキュメンタリーじゃなくて、本物の政治家も出てる(笑) 日本じゃぜってーでねーよ、本物。すげーよな、アメリカって。で、この映画見て思い出したのが、上院議員選挙のキャンペーンを描いたティム・ロビンスの初監督作品「ボブ・ロバーツ」
この映画が自分は大好きで大傑作だと思ってるんだけど、よくこの映画について「アルトマンから学んだことを生かした、うんぬん」てなことが言われていて、自分もなんとなく納得していたものの、こんな直接的に影響を与えたであろう作品をアルトマンが作っていたとは今まで知らなかった。当然、これで「ボブ・ロバーツ」の評価が下がるなんて事はないものの、やっぱアルトマンすげえや、と再確認した次第。
これは去年の大統領選挙前に、続編"Tanner on Tanner"も作られていて、これもまとめて是非日本語版でもう一度見たいんだけど、これを出すチャンスって大統領選挙の年しか無いだろうから、あと3年は望み薄だよな…
ちなみに、脚本を書いてるのは「ドゥーンズベリー」のギャリー・トルドー(Garry Trudeau)。





●見たいのにまだ見てないアルトマン映画
・宇宙大征服
・ボウイ&キーチ
・BIRD★SHIT
・雨にぬれた舗道
・Come Back to the Five and Dime, Jimmy Dean, Jimmy Dean



どっかDVD出して。