エマニエル腐人

♪メロディダモールシャゾンビエマニエール♪




この1週間でジェームズ・アイヴォリーフリッツ・ラングの映画を合わせて十数本見た。疲れた。でもやっぱり、フリッツ・ラング凄いぜ。
最後の監督作ということもあって、実は全く期待せずに見たマブゼシリーズ3作目(THE THOUSAND EYES OF DR.MABUSE)が大ヒット。他のマブゼシリーズ2作と比べても遜色ない出来なんじゃないのか。あんまり有名じゃない「青いガーディニア」なんかでも驚愕するカット多数でうれしい悲鳴。他に見たのは「月世界の女」、めっちゃセットが豪華でドラゴンヘッドを先取りしていた「スピオーネ」等。全部凄かった。

あと、ジェームズ・アイヴォリー。「眺めのいい部屋」とか文芸作品ばっかり作ってるイメージがあるけど、初期は結構面白い作品がたくさんあった。「インドのシェイクスピア」「マハラジャ・優雅なる苦悩」なんて、タイトルだけでも面白いし。一番気に入ったのが「野蛮人たち」。ジャングルの中で、変なマスクをかぶってウホウホ言いながら生活していた未開人が、ある日、一軒の屋敷を見つけ、そこで文化的生活に目覚めていく、というドリフのコントみたいな話。これ、最高。