ワースト1位 "A Hole in My Heart"
監督:ルーカス・ムーディソン
「エヴァとステファンとすてきな家族」「ショー・ミー・ラヴ」そして「リリア 4-ever」*1のルーカス・ムーディソンが、これまで培った演出力の全てを観客を不快にする為だけに全力で使い切った映画。
全編これ、陰鬱な話を感情移入不可能な登場人物だけで描き、さらに醜悪極まりない映像が次々とインサートされる、まともな人間なら観賞不可能な映画。
この映画をルーカス・ムーディソンに作らせたのが「怒り」だということだけは、イヤと言うほど伝わるが、その「怒り」を伝えたい相手は決してこの映画を見ないだろう、という完全なる空回り。(断言してもいいが、日本人100人集めてこの映画を見せたら99人は10分以内に退場するね)
多分、前作「リリア 4-ever」だけでは、自分が抱えとる怒りの大きさは表現できへん!ということでこの映画が作られたと思うんだが、直接会えたら「才能の無駄使いは罪」といってやりてえよ。
*1:これは今年のベストに入る。