エイリアス 2重スパイの女 (J・J・エイブラムス) ★★★

 栄えある「2005年、観客を不安にさせた予告編大賞」に選ばれた、フィリップ・シーモア・ホフマン主演「M:i−3」ことミッション・インポッシブル3の監督に抜擢されたJ・J・エイブラムスの出世作
 えーなんだ。シーズン1、2を一気に見たんだが、一言でいえばいわゆる「ツイストに次ぐツイスト」の連続ですげぇ面白い。面白いんだが、「24」のようにシーズンごとのリセットが無く完全に続き物であり、なおかつ世界中を飛び回っているにも関わらず、主人公の回りだけでツイストしまくってるせいで、シーズン2の途中で早くも一回りしちゃった感が漂う。その予感の通り、シーズン2のラストは「あーあ、やっちゃったよ」というため息がでたので、シーズン3を見るかどうかは微妙。評判の「LOST」は日本盤DVDが出たら見るつもり。
 それにしても「M:i−3(なんだこの字)」は多分、これ風のツイスト系になるんじゃないかと思われるが、既にこのシリーズは1作目で物凄いツイストが行われていたわけで、これを超えるツイストというと、文冒頭であげた「実はホフマンが主役で、トム・クルーズが悪役だった!」位しかないと思う。あー、考えれば考えるほど不安だな。