"The 40 Year Old Virgin"がエロ過ぎる件について

 去年大変評判になった「40歳の童貞男」がアメリカにて年末DVD化されたので、当然いの一番に買った。いやもう前評判通りの面白さだったんだけれど、予想していたよりもだいぶエロくておっぱいが多い(最初は1おっぱい、2おっぱいと声に出して数えていたが、途中で挫折)。
 というのも、買ったDVDがUNRATED版(無審査版)だったからで、今調べたら劇場公開版より何と17分も長い。これはもしかしてロード・オブ・ザ・リングのSEE*1並じゃないですか、と思ってくらべてみた。

  • 「旅の仲間」 178分 → 208分  16.9%増
  • 二つの塔」 179分 → 223分  24.6%増
  • 王の帰還」 201分 → 250分  24.4%増

 む、なかなか肉薄。
 更にUNRATED版は一般のディレクターズ・カットと違い、あくまで成人指定を回避する為にカットされたシーンを復活させたもの、という建前なはずなので、増量された17分は完全に純粋なエロとバイオレンス、この映画に限って言えばほぼ全て「エロ」つまり「おっぱい」なはずである(多分)。
 何がいいたいかというと、「指輪」のSEEは公開版とはもう別物、という話は良く聞くが、この「40歳の童貞男」はまさにSEEE*2であり、劇場公開版とはもう別ものなんじゃないのか、ということである。
 そして、アメリカでこの手の「公開版」「UNRATED版」2種類のDVDが発売される場合、DVD市場の小さい日本では片方しかDVD化されず、大抵それは「UNRATED版」であり(ex.アメリカン・パイシリーズ、ロード・トリップ、ユーロ・トリップ、デュークス・オブ・ハザード他多数)、劇場公開版は文字通り劇場でしか見られない(例外はぱっと思い付く限り、パラマウントの「チーム・アメリカ」位のもん)。とすると、この「40歳の童貞男」、未だ日本公開が決まってないし、もし公開が決まったとしても「全国公開」なんて事態は万が一にもありえないので、俺が日本で「劇場公開版」を見ることができる可能性はほぼゼロ。
 つまり俺が買うべきは「劇場公開版」のDVDだった!と、今さら気付いたので後悔の念を長々と書いてしまいました。

*1:スペシャル・エクステンデッド・エディション

*2:スペシャル・エクステンデッド・エロ・エディション