最終兵器彼女 (須賀大観) ★★

 えー(言い訳スタート)、最初は見る予定なんて全く無かったんだけど、これを見ると時間合わせにちょうどよく無駄のない映画鑑賞が可能となり、最近映画館の真ん前に出来たマンガ喫茶でダラダラ時間を潰す必要もない、という理由で見てしまいました。
 原作は多分読んだらサブイボが立つだろう、という理由で未見。映画もサブイボ覚悟で挑んだものの、そんなでも無し。原因はまあ、まず初っ端主人公のモノローグがダメダメでビックリ、他数名の演技もちょっと唖然とするくらい稚拙だったことに起因する訳ですが、原作未読者としては設定の訳わからなさの按配はまあ納得のいく範囲で、主役がもちょっと演技がうまくプレーンで感情移入もしやすい山田の孝之くんあたりなら結構いい映画になったかもしんないと素で思い、俺って山田くん好きなんだ…と驚きの発見もあったりと既に原作ファンの罵倒も多々聞かれるものの、見たことを後悔する程ではないよな、ということで結審。ましてや「デビルマンレベル」という言説は何をかいわんやであり、「デビルマン」の罪を不等に矮小化した発言として、断固抗議しなければならない、との意を強くした次第。
 もちろん、この擁護は「『アローン・イン・ザ・ダーク』は言われてる程ひどい映画ではない」というウーヴェ・ボル擁護と同じレベルだけどね。