サイレン FORBIDDEN SIREN (堤幸彦) ★★1/2

 我ながら偉いなあ、と思うんだがこの映画を見るに当たってやはりゲーム版をやっておいた方がよいだろう、と年始に壊れたPS2を買い換えた。で、よし映画を見る前にクリアしちゃうぞ、とプレイし始めたのが1週間前。…難しすぎ。攻略サイト片手に頑張ったのに結局まだクリアしてねえよ!でも2も買ったよ!まだやってねえけど(難易度設定があると聞いたので)。
 で、内心忸怩たる思いで映画館に出かけたのだが、エンド・クレジット見たらこれって「2」のパラレル・ワールドなんだって。調べときゃよかった。
 映画は堤幸彦監督だから、当然大して怖くない。怖くなくてもいつも通りに軽いギャグと軽い不条理感でバンバン押してくれれば予想通りだったからまあ満足、といったことになるんだけど、意外と律儀にゲームの要素を入れてるせいか(お馴染み屍人視点とか)ギャグの方がお留守で残念。
 「原作ゲーム」という縛りがあるわりには最後のオチは意外に頑張っていたと思うんだけど(でもペットの名前…)、これでもOKが出るんなら、せっかく冒頭に「トリック劇場版2」の予告が無条件でくっついてるんだし(本編まであと○秒、等のテロップが出る)、「和製ウィッカーマン」話にしてラスト5分、突如予告編の場所が画面に現れ仲間由紀恵阿部寛が登場(予告編の場所を島内という設定にする)。いろいろあってまるっと事件解決、そしてでっかい文字でタイトル登場。

サイレン FORBIDDEN SIREN 
トリック 劇場版1.5

こんなだったら無条件で星3つあげる。


堤監督って秋に「大帝の剣」もあるんだな…。ちょっと働きすぎ。