イーオン・フラックス (カリン・クサマ) ★★

 陰謀である。
 色々見て回ったところ、「もっとひどい映画だと思っていたけれど、そんなにひどくはなかった」という感想が多数を占めているようで、これは明らかに「第二のキャット・ウーマン」になることをなんとしても避けようとしたシャーリーズ・セロンが事前に悪評を大量に流して仕掛けた「逆プロパガンダ」が見事成功したからに決まっている。
 本国でも「パラマウントが予定していた試写をすべてキャンセル!これは出来が悪い時の常套手段だ!」という嘘のキャンセル理由を流して期待値をマイナスにした結果、見事ラジー賞ノミネート全回避という最高の結果に終った。シャーリーズ・セロン恐るべし。
 で、俺の感想は「もっとひどい映画だと思っていたけれど、そんなにひどくはなかった」です。以上。
 あと、この映画の上映途中に何のアナウンスもないまま映写が5分ほど止まっちゃって、従業員に知らせにいったんだけど(本当は一番出口に近いあいつが行くべきなのに、わざわざ靴履いて*1出て行った俺はえらいな。しかもはじっこの劇場だから往復500m走った)結果タダ券を一枚貰ったんで、面白くなくても別に腹は立たなかったよ。

*1:靴脱いで見るらしいぞ。こいつ。