Revolver (ガイ・リッ千一) ★★

teskere2006-04-17

 石浜ゆうたろう、長州小力、竹原ひろみ、プリティ長嶋、一木ひろし、こまいける… 数々の伝説を作ってきた「そっくりさん業界」がついに映画監督にも進出!
 いつか本人とご対面できたらいいですね(棒読み)。




 いや、そこかしこに「ガイ・リッチー」の刻印が押されているので、そこそこ楽しめはするんだけど、乗り切れない。それは頭にワカメが生えたせいで誰だかよく分からないジェイソン・ステイサムのせいなのか、長年の右腕マシュー・ヴォーンが自分を捨てて監督デビューしちゃったせいなのか(しかも大評判)、何故か製作に協力しているリュック・ベッソンのせいなのか、さげまんマドンナのせいなのか、夫婦ではまっているカバラのせいなのか。
 まあ、多分全部なんだろうが一番の原因は監督本人なことは間違いなくて、どのシーンも最初は画面でおっと興味を引かせはするものの、何故か冗長なツマランセリフの応酬が始まり、まぶたがどんどん重くなって「…あ、寝ちゃったよ!」と慌てて画面を凝視しると、まださっきのセリフが終わってないといった按配。確かに「スウェプト・アウェイ」の方が面白いや、こりゃ(あんまり嫌いじゃないんだ、あれ)。
 これが「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」と「スナッチ」の監督だとは本当信じたくなかったんだが、今回はそっくりさんだということで納得した。