Saraband (イングマール・ベルイマン) ★★★

Saraband

 先日、リチャード・フライシャースタニスワフ・レムが相次いで亡くなった。が、実はこのことより自分にとって衝撃的だったのが、ベルイマンが生きていたことだった。
 すまん、俺とっくに死んでると思ってた… だって、日本じゃずうっと作品は紹介されてないし、ベルイマンが脚本の「日曜日のピュ」って「ベルイマンの遺稿をうんぬん」なんて紹介されてなかったか?いや実際生きてるんだから勘違いなんでしょうけど。
 しかも、この「Saraband」が久しぶりの復活!てなことでも無く、実はコンスタントに監督してたんで*1ヴェンダースに無理矢理引っ張り出されたアントニオーニみたいなことも無い。テレビ作品とはいえ、これだけの巨匠の映画が何で有名映画祭とかで上映されないのか普通に疑問。「ある結婚の風景」だって元々はテレビ作品なのに。もしかして映画祭嫌い? 主演はベルイマン映画常連のリヴ・ウルマンということもあり、最後まで安心して見てられます。



 ※追記:ビートたけしがたまに言う、「エロ映画だと思って『処女の泉』見に行った」話がつまらないのは「処女の泉」が普通に面白い映画だから。あと、ベルイマンじゃないが、学校の生協で昔「制服の処女」のビデオを注文したら、店員さんから変な目で見られたことあるYO!