The Hills Have Eyes (アレクサンドル・アジャ) ★★★1/2

teskere2006-08-23

 今週末、やっとこさ日本公開される「ハイテンション」で一躍名を挙げたアレクサンドル・アジャが「ウェス・クレイヴンの鬼っ子」にして東宝東和の代表作である、我等が「サランドラ」をハリウッドに招かれリメイク。
 思っていたよりもかなり忠実なリメイクで、当然今回も舞台は核実験施設近隣放射能大盛地帯。ガイガーカウンターがガーガー鳴ってる冒頭から「こいつ分かってるぅー」と拍手の準備…をする間も無く登場しました「NEWジョギリ」(そうしとけ)。犬も強いし、奇形描写は現代技術を駆使して当然パワーアップ。主人公一家と奇形一家、それぞれ人数も増えて見せ場もたくさん。オリジナルを超えたのは間違いなく(まあ、元の映画が本当のところ大したことないんだけど)、「ハイテンション」を気に入った人には間違い無くお薦め。「ハイテンション」のような小細工が無い分、こっちの方がいいかも。ああ、でもやっぱりフィリップ・ナオンが出てる分「ハイテンション」が…まあ、どっちも見れ。
 残念なのは日本での配給が東宝東和じゃないとのこと。せっかくのリメイクなのに「サランドラ」「ジョギリ」が使えんとは。あと、監督のアレクサンドル・アジャが男前すぎ。IMDBの写真だとそうでもないのに、DVDのメイキングでは断トツで光り輝いていてビックラこいた。そんな王子様はこの映画の続編の脚本を書いて、次回監督作はコリアンホラーのリメイクと1から10までホラー三昧。かっちょいいなあ。