劇場版 どうぶつの森 (志村錠児) ★★★

 一映画ファンとして、やはり年の初めに見る映画はそれなりに吟味してから決めたいものだ、と常々思っているので今年は熟考の末この映画に決定(去年は「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」)。ゲームはひとつもプレイしたこと無し。
 まあ本当のこというと、声優で三池崇史が出演してるという話を聞いたからなんだけど。ネタバレ含みで詳細を書くと、突然現れて一言だけ意味ありげな講釈を垂れて消える、という「ホステル」と同じキャラでした。ごくろうさん。「龍が如く」は本当に楽しみです(ゲームをこれからやる予定)。
 映画はゲームを知らない目で見ると、多分ゲームをかなり忠実に再現したであろうなんともいいがたい奇妙なキャラや設定(主人公の女の子が一人で街に引っ越してくることとか、最後まで素顔で登場しない隣村の男の子のこととか)に対してほとんど何の説明もされないまま、ごく普通の女の子の成長物語が繰り広げられるという、なかなかシュールで味わい深い映画でした。比較するとすれば、現在世界中で大評判なギレルモ・デル・トロの"Pan's Labyrinth"だろうか(違うか)。元旦で1000円だったし、最後まで飽きずに見れたので俺は満足。エンドロールに「次はWiiで会いましょう」って書いてたんだけど、多分買うね。