日本の将来を憂う

 八十代も後半にさしかかろうとしていた爺さんが先日突然亡くなったんですが、亡くなったその日も大好きな車を運転して(周りからはしきりにやめろと言われているのでこっそりと)、大好きな酒をしこたま飲んで(やめろと言ってもやめないことが分かっているので既に誰も言わない)夜にはいつも通り寝たと思っていたら死んでいたことが次の日の朝に判明、というまさしく大往生な死にっぷりで、まあ突然だったけどある意味よかったかもね、という話があがる中、葬式に集まった十数人の孫(十代半ば〜三十代半ば)が全員未婚である、という事実が公にななった途端「爺さんは死んでも死にきれんかった」という悲しみの声が広がっていく、という現代日本の典型的な光景がそこに見られたので、自分の事は棚に上げつつ「これはいかんな」とちょっとだけ思いながらも、トゥモロー・ワールドはもうすぐそこだ!とワクワクしておりますよ。