FEAST (John Gulager) ★★★1/2

FEAST

 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のゾンビがエイリアンだったら…
 一言でいえばそんな感じの、由緒正しい「怪物が周りでウヨウヨ一軒家閉じ込められ」ホラー。が、何しろ相手はノロノロゾンビではなくエイリアンなので、建物の中でも人間ドラマをやってる余裕は無し。人物の紹介は登場時に画面を埋め尽くす膨大な字幕で、という超節約スタイル。そして敵の攻撃力が「寄生獣」並みなので、ふと気付いた瞬間にはバクン、手が無い! 足が無い! 首が無い(これは気付かない)!といった按配で序盤から人がバンバン死にまくり。まさか死なないだろうと思った、あいつこいつも死にまくり。
 「いやー、やっぱり映画は人が死んでなんぼだね」*1
 ホラーファンなら抑えて損なし。映画秘宝によると今年日本公開されるらしいぞ。2006年はこの映画といい、ジェームズ・ガンの"SLITHER"といい、ちょいと寄生獣チックな作品がアメリカで結構出たので、清水崇監督待望の本家「寄生獣」の企画にどう影響を与えるのか、興味が津々ですな!(ポシャったりして)
 あと何故かこの映画、executive producerのクレジットが妙に豪華で、ウェス・クレイヴンは当然理解できるものの、マット・デイモンベン・アフレックの名前があって、正直二人の株がちょっと上がったぞ。
http://www.feast-movie.com/

*1:スピルバーグ名言集」P136より