魂萌え! (阪本順治) ★★★1/2

 正直、唐突な映写技師エピソードに戸惑ってしまって、映画・ホテル・剥がれる壁紙…ときたらこの映画は阪本順治の「バートン・フィンク」に違いない、ということに上映中の脳内会議で決定。さすればこの奇妙な題名もジョン・グッドマンのキメのセリフ、"I'll show you the life of the mind!"の超訳である(すいません無理やりで)、と即座に了解されて映画の最後に「魂萌え!」と叫びながら燃えるカプセルホテルを背景に銃をぶっ放すのは風吹ジュン三田佳子豊川悦司かはたまた加藤治子か大穴でなぎら健壱なのかと興味津々で鑑賞。…つーか原作あるのなこれ。俺が間違ってました。本当中途半端なマニアはこういうことばっかり考えて映画見るから困る<他人事。
 いやでも本当面白かった。でも最後の映画の選択が「ひまわり」なのは納得できず。あの曲を聞くと大槻ケンヂの声が流れてきちゃうしな(筋少でカバーしてた)。