パラダイス・ナウ (ハニ・アブ・アサド) ★★★★1/2

 東京都写真美術館1Fホールにて。偶然にも(嘘)二日連続テロ映画。〒口万歳。
 実は、ずうっとナタリー・ポートマンが出た映画だと勘違いしていて、上映中には見つけられずエンドロールにも名前が無かったので「エキストラみたいな出演だったのかな。女優魂ここに極まれり」と一人感心していたところ、どうも今調べたらそのナタリーが出た映画はアモス・ギタイの"Free Zone"だったことが判明。いやあ、イスラエル人が作ったと聞いてたもんで勘違いした(実際は監督がパレスチナ人で、製作者の一人がイスラエル人とのこと)。てか、よくよく考えればナタリー・ポートマンは親戚が自爆テロにあってたはずなんで、こんな映画に出るわきゃない(出たら凄い)。
 映画は「90分で分かる『彼らは何故テロをするのか』」といった按配で、仮に「あなたがパレスチナ人だったら自爆テロを行うか?」という問いがあったなら、鑑賞前は1%だった可能性が8%になるくらい(微妙とか言わない)のインパクトあり。