アポカリプト (メル・ギブソン) ★★★★

 好きにしろ嫌いにしろ、ハリウッドという映画の腐海で一人わが道を走り続けるメル・ギブソンは凄い、というのがかなりの映画ファンが一致する見解だと思うんだが、意外と監督デビュー作の「顔のない天使*1」が大好評だったら、今でもハートウォーミングな映画を撮り続けてたんじゃないかと思うがどうか。
 更に言えばメル・ギブソンが「ブレイブハート」のオスカー受賞の意味を勘違いした(もしくは投票した会員が勘違いしてた)ことにより、今のメルギブ快進撃がある訳で、アカデミー賞ってのは傍目には単なるハリウッドのお祭りだが、第二のメル・ギブソンを生み出す事もできるのだ、と投票権のある会員の方々は、よく考えて権利を行使して頂きたい。
 という訳で見終わった後、1995年のアカデミー賞*2で「イル・ポスティーノ」じゃなく「ブレイブハート」に投票した方々に感謝したぞ。

*1:今見ると、この映画を撮った監督が差別発言とか信じられんな。

*2:http://www.allcinema.net/prog/awardmain.php?num_a=68