レミーのおいしいレストラン (ブラッド・バード) ★★★★1/2

 正直、「料理」がテーマの3DCGアニメとしては、旨さを表現する方法が結局のところ「海原はん、あんたなんちゅうことしてくれたんや…(by京極万太郎)」なことからも、「Mr.インクレディブル」における「イラスティガールの濡れた髪の毛」レベルの驚きは今回表現できてないよな、等と思った。が、終盤のまさにこれこそ映画のマジック(そのマジックにかからなかった人には地獄絵図)な展開に全部OK。てか、よくこんな話ディズニー許したよな、いやディズニーだから許さなきゃいけないのか。そこまで考えての企画だとすると本当ピクサーすげぇよ。
 まあ、また機会がある度に見ると思うんだけど、今回気になったのが字幕の上映館がやたら少ないことで、自分ちの近くだけでも全6館上映中、字幕有りが1館だけ、という最初から絶滅寸前状態(しかも、客あんまりいなかった)。シュレック3も字幕上映が少なかったんで、どうも田舎で字幕上映のアニメ興行が縮小傾向にあるのは間違いない。だもんで、田舎住まいの人は字幕生き残りの為にも字幕で見ようキャンペーン実施中。お早めに。