ジェット・リーは字が読めない、いや読める問題を深読み
http://netallica.yahoo.co.jp/news/10983
2007年9月21日、中国のニュースサイト東方日報は、中国を代表するアクションスターでハリウッドでも活躍中のジェット・リー(李連杰)が、実は字が読めない非識字者であったと伝えた。
ジェット・リー、アンディ・ラウ(劉徳華)、金城武が主演を務めるピーター・チャン監督の新作映画「投名状」の中で、3人が4字熟語を言い合う誓いのシーンがあるのだが、セリフを覚えるのが大変なのでスタッフがセリフをメモしてあちこちに貼り付ける作戦をとった。その中で、ジェットは字が読めないということが自然とみんなにバレてしまったという。
ジェット自身も正直にこれを認め、「小さいころから1日8時間武術訓練を受けていて、学校へも行かなかったから」と告白。俳優の仕事についてからは付き人が台本を朗読、ジェットがこれを丸暗記する方法で乗り越えてきた。
撮影中、ジェットの言葉の困難に気づいたアンディは、毎日45分間ジェットに中国語を教えていたという。(翻訳・編集/本郷智子)
http://www.recordchina.co.jp/group/g11531.html
2007年9月22日、中国の芸能ニュースサイトは先に報道された国際的アクションスター、ジェット・リー(李連杰)の「非識字者報道」について、これはデマだと伝えた。
話題の映画「投名状」の撮影中、主演のジェット・リーやアンディ・ラウ(劉徳華)、金城武の3人が義兄弟の誓いを結ぶシーンでは、セリフが長く文語調の難しい言い回しで3人は、大変苦労したそう。そこでスタッフがセリフを書いたカンニングペーパーをあちこち貼り付けたのだが、それを「読めない!」とジェットが叫んだせいで今回の騒ぎに。
さらに、ジェットがジョークで「僕は字が読めない。小さい頃から1日に8時間も武術訓練をしていたから」と続けたため、この言葉を真に受けたスタッフが外部に漏らしたと考えられている。
実際には、ジェット自身がカンペを貼ったり、空き時間に彼が読経しているのも目撃されている。ちなみに彼の英語もかなり上手いとの評判である。(翻訳・編集/本郷智子)
ああ、そうかこれが少林寺仕込みの一流ジョークか。ならこれにて一件落着…で済むかよ。
という訳で勝手に深読みすると、ポイントは事の始まりであるジェット・リーがカンペを見て「読めない!」と叫んだことで、これは字が理解できなかったからではなく、単純に目で認識できなかった、つまりジェット・リーの視力が現在著しく落ちているからなのではないだろうか。
何よりもまずアクション・スターであるジェット・リーにとって、字が読めないことと、目が見えないこと、どっちがよりクリティカルな出来事であるかは一目瞭然。普通の視力なら読めるであろう場所に張ってあるカンペが、どうしても目のピントが合わずに読めない。その時、ジェット・リーが「ダニー・ザ・ドッグ」やトム・クルーズの事を思い出し、思わず「字が読めない」という嘘を口に出すという可能性は大いに考えられる。が、あまりにも騒ぎが大きくなったので(さすがにそうじゃない事を知っている人は大勢いるんだろうな)火消し、ということでどうだろう。
というか、この方が俺には座りがいいので、事実はこうだった、という風に思い込む。頑張れ、リー・リンチェイ。