マリア (キャサリン・ハードウィック) ★★

 キリスト教という宗教が大変面白い宗教だということは、自分の様な非信徒でも大変良く分かるのであるが、いかんせんその面白さの大部分はキリストその人にあるので、こんなキリストが股から出てくるまでの話なんて何もおもしろくないだろう、と思って映画館に向かったら(向かうなよという話だが)色々丁寧に作ってはいるんだろうが、本当に意外性ゼロで何もおもしろくなかった。ある意味驚き。しかも単館じゃなくて全国公開。何故?「永遠の法」位は入るだろうって読みなのだろうか。さらに監督は「ロード・オブ・ドッグタウン」の人じゃん…何でこんな映画撮ったんだろう。お仕事?熱心な信徒?