椿三十郎 (森田芳光) ★★1/2

 監督が森田芳光で「椿三十郎」をリメイクと聞いたら、当然、椿三十郎松田優作だな、と劇場に向かったところ、ベストガイが出てきて吹いた。でもベオウルフ見た直後だったんで(3Dでもう一回見たいよママン)マジでそういうことができんかなあ(あ、鬼武者w)。まあ、ベストガイは嫌いじゃないし、元の脚本が脚本なだけにクライマックスの改変さえなけりゃ星3つでも良かったんだが…
 いいか、俺はあの血しぶきをカラーの大スクリーンで見たくて劇場へ足を運んだのだよ。レーティング付いてないからそんなの分かりきってるじゃーん、という人もいるだろうが、俺はハルキなら映倫に金をばら撒くとか、血が赤で駄目なら青にしとけ!と突然「ブルークリスマス [DVD]」になるとか、スクリーンには何も写らないが各映画館に黒子を仕込んで客席にホースで血しぶきを浴びせ掛けるとか、あらゆる手段を講じてあのラストを再現してくれるはず、と信じていたのだ。だもんで、今回の処置は非常に落胆した。心苦しいが、この言葉を口に出そう。…サヨナラハルキ。
 あと、初日の夜に見たんだが、映画の日とはいえ、予告が始まるまでシネコン一大きい劇場に俺一人だったことは記録として残しておく(予告中にカップルが一組入って来た)。