マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 (ザック・ヘルム) ★★

 予告やタイトルからみんなが思った通り、企画書に「ぬるいチャリチョコ」と書かれていたこと間違い無し映画。
 でかいボールに押しつぶされた子供はぬるいのでペラペラにならないし、まあそれでもおもちゃ屋の中は見ているだけでもそれなりに楽しいんだが、現実ともぬるく繋がっているので、おもちゃ屋の外に出るとつまらないこと甚だしい。
 ダスティン・ホフマンナタリー・ポートマンが「プチプチシートの上でタップダンス」をするという、一見凄く楽しそうなシーンが何の工夫も無く撮られているので、シートはすぐよれるし、音は大してプチプチしない、というちょっとありえない惨状に愕然。
 吹替えで見たせいか、章のタイトルを一々読み上げるのも非常にウザいし、主役の男の子は友達がいないという設定なんだが、なぜいないのか全く理解できない。一応、冒頭でっかい人形を作って気持ち悪がられる描写があるんだが、あのおもちゃ屋で遊んでいる子供が何故あんな反応をするか分からなかった。あーこれで人気者になるんだなあ、と思って見てた俺驚愕。