銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜 (堤幸彦) ★★★1/2

この後も「20世紀少年」三部作等、今や三池崇史と並ぶ(いや超えたか?)撮影量を誇るキング・オブ・雇われ監督、堤幸彦久々のオリジナル企画ということで、当然較べるべき作品は「スキヤキウエスタン ジャンゴ」だと思われるが、自分はこちらに軍配をあげたい。
何より「銀幕版」というタイトルからも分かる通り、実際には存在しない架空のテレビ版を劇中で作り上げ、数々の無理な設定をごくごくシンプルな説明で無理矢理済ます豪腕ながら小気味良い演出の数々に堤幸彦久々の真価を見た。そんな無理難題に全力で答える堂本光一も素晴らしく、ああ見てよかったと帰りに寿司*1食いながら素直に思ったとさ。




(追記)テレビ版が本当にあったらしい。
http://www.tv-asahi.co.jp/sushi-oji/
くそ、いつやったんだ…じゃあ他に何褒めよう。ああそうだ、冒頭のワーナーそっくりロゴに爆笑!訴えられるぞワーナーに。

*1:もちろん高速回転