7つの贈り物 (ガブリエレ・ムッチーノ) ★★

「ウィル・スミスの電波ビンビン」
↑俺邦題。以下、ネタバレ気味。


冒頭の障害者罵倒時点では、まだ電波に見せかけた深遠な意図がウィル・スミスにあるのかと思って見ていたが、途中その下らない理由と意図が判り本物の電波映画だと判明。
それはそれで、「7つってどことどことどこだ!」とか(「家」も入ってると分かって少しガッカリ)この設定でどうやっていい話に終わらせるのか、とか考えてるだけでそれなりに楽しかったのだが、ビックリすることにこの映画にはウィル・スミスに「お前は電波だ」と本気で突っ込む奴が一人も出てこず、計画が完全に遂行されてしまうのだ。
つまりオチとしては「登場人物全員電波だった」という感じで、まあ「気持ち悪い話」としてはアリなんだが、俺なら絶対、親友役に最後の最後で計画を阻止させて、ロザリオ・ドーソンウディ・ハレルソンに「贈り物」を拒否させるね…
そしてブチ切れたウィル・スミスがドーソンの腹を裂き、ハレルソンの目をくり抜いて自分の無理やり押し込んでエンドな。