Maîtresse (バーベット・シュローダー) ★★★

Maitresse





−−人間の可能性は無限大だ−−





と、マスクを付けて縛られた男が、チンポと乳首にブスブス針を刺されて、ウホウホいってる映像を見ながら思った。
話としては、唐沢商会の漫画で「チンポに釘を刺すSM」ってのを読んだことがあったけれど、それより大分ソフトとはいえ、実際にSMプレイの映像を見るのは初めてなんで、なかなか衝撃的。俺、映画で普通の注射が刺さるシーンすら好きじゃないんだよー。
まあ、映画自体は結構普通のSM物なんだけど、ちゃんと「尻叩き」から始まって徐々にエスカレートしていく様が、SM初心者にも分かりやすくてオススメ。SMに嵌っていくにつれ、どんどん元気になっていく主人公をジェラール・ドパルデューが好演。日本で未公開なのは、上記のチンポぶっさし他修正しなくちゃいけない場面が多すぎるからでしょう。
DVDのメニュー場面にも使われている、SM器具だらけの地下室に上から階段がゆっくり降ろされる光景が、どこか高貴な香りすら漂う壮言な映像で、つまりこれからこの場所で行われるSM行為とはある種の宗教的儀式でありうんぬん等、嘘八百を並べても大丈夫なくらい素晴らしいので一見の価値あり。