ミュンヘン 3回目

 何で俺がこの映画を見ていつもケラケラ笑っているかというと、一番の原因は冒頭のテレビ映像に登場するハワード・コーセルのせいなのは間違いなくて、この人は「ウディ・アレンのバナナ」の冒頭に本人役で登場し、「本日のスポーツ中継です」と言って「大統領暗殺(その日のスポーツ)」を実況中継していた人である。撃たれた大統領に「今の気分はどう?」と突撃取材している様子が最高だった(うろ覚え)。
 だから、もしかしてウディ・アレンミュンヘン・オリンピックの中継を見ながらこのギャグを思いついたのかなあ、としばらく考えていたんだけど、調べたら「ウディ・アレンのバナナ」ってミュンヘン事件の前の年公開なんだって(1971年。ミュンヘン事件は1972年)。じゃあ、俺みたいに「バナナ」を思い出しながらケラケラ笑ってた奴がそこかしこにいたね、多分。スタローンとか*1

 追記:よく考えたら、ハワード・コーセルはスタジオから呼びかける役で、実況の人とは別だった気がする。DVDで確かめればいいんだけど、買ってあることは確実なのに、見つけることができない部屋の惨状に改めて戦慄した。

*1:スタローンも「バナナ」に出てる。