ドラえもん のび太の恐竜2006 (渡辺歩) ★★★★
- 初めて映画館で見た映画が「劇場版ドラえもん のび太の海底鬼岩城」*1
- でも、基本はガキのくせに偏屈な原作マンガ至上主義者だったので原作マンガを読んだだけで映画は見てない作品多数
- だもんで、アニメ版ドラえもんとはほとんど接することなく、現在に至る
…そんな自分ですから、今回の声優交代・絵柄チェンジは全く問題無し。というか、絵柄が前よりも明らかに好みになったんで、久しぶりに劇場に足を運んできた。
…いや泣いた。満員の劇場で子供たちと一緒に「あたたかい目」で笑って(これ嫌いな人もいるみたいだけど俺大好き。子供にも受けてたよ)、しずかちゃんのシャワーシーンで興奮して(<死ね)、そしてピー助との別れに泣いた。いや、正確には別れのシーンはなんとか我慢できたけど、エンドクレジット中のアレ(反則だ!)で我慢できずに泣いた。
もちろん、「神木君のピー助の声どうよ?」とか「キャンピングカプセル他ひみつ道具の説明が全く無いのが悲しい」とか「ラストの改変どうよ?」とかは思ったけれど、改変については意外と単なるリメイクにはしないぞ、という監督の心意気が分かったし、純粋にアニメとしてレベルの高い作品を作るぞ、という心意気もタケコプター始動シーン等で痛いほどよく伝わってきた。かなり好き嫌いの別れるであろうアバンギャルドな一連のティラノシーンのアニメも個人的には凄く感心する出来だったし、藤子F先生も草葉の陰で喜んでいる出来だと思う。
来年は「宇宙小戦争(素で間違った「開拓史」だ)」のリメイクってことはないと思うけど、もしそうだったら見にいくんだろうなあ、俺。でも、さすがにそれは後ろ向きかなあ。