X-MEN ファイナル・ディシジョン(ブレット・ラトナー)★★★★

 前二作の監督ブライアン・シンガーの降板により監督との不仲が伝えられ出演が危ぶまれたハル・ベリーが復帰、オリジナルメンバーが全員揃い、最終作らしく職人監督ラトナーによる前二作の財産を惜しみなく使いまくった見せ場の連続にお口もにんまり、と監督交代がことごとく吉と出た快作。あんまり見せ場が多いんで、CGが安いところもいくつかあるけど、このサービス精神は買いでしょう。俺のように前二作や原作にあんまり思い入れが無い人にとっては、ほぼ完璧な第三作。いやー面白かった。どれくらい、俺がX-MENに思い入れが無いかというと、エンドロール後のおまけシーンを見ても誰のことだか分からなかった。調べて分かったけど名前位覚えておけ、とさすがに思ったよ(お恥ずかしい)。
 新登場のX-MENも一杯出まくりの今作ですが、やっぱり一番のお薦めはキティたん。

 キティたんかわえーなあ、と思って調べたら「ハード・キャンディ」のチンポ斬り娘だと今知った…(まだ見てない)それで"Dickhead!"(チンポ頭。意味「アホ」)とか言わされてたのか。とりあえずこのセリフを言わせただけでもラトナーの演出は満点。これからも頑張れ。