ホステル HOSTEL (イーライ・ロス) ★★★

ホステル HOSTEL

 やっとこさ日本で今週末公開される、クエンティン・タランティーノプレゼンツ全米NO1拷問ホラー。ただし日本ではR-18単館上映。
 まあ何はともあれ、稲垣五浪メンバーに『良いところがない。存在すら認めない*1』と完全に正しい感想を引き出させたことだけでも大勝利と言ってよく(本気でソニーの宣伝がジャニに金と男の子をばらまいたかと思ったぞ)、ここまで否定して貰えれば製作陣の面々も嬉しいんじゃないだろうか(反対に嫌なのは粉川哲夫レビューかな。*2)。つーか別にこれ「タランティーノの作品」じゃないですよ、五郎メンバー。まあ、無理矢理関連付ければ、パルプ・フィクションの拷問編を90分にブローアップした版と言えないこともないが。
 前評判通り序盤はチンタラセックスチンチンブラブラ旅行が続いてどうにもこうにも眠くなっちゃうんだが(だって別に羨ましくもなんともないもん。本気で。)、はっと目が覚めると「あ、やばい」てな状況が始まり、そっからは延々イタいグロ描写のつるべ打ちで、正直こんなタイトルの日記を書いていてなんだが、自分は結構痛い描写が苦手なんでちょっと見ていてつらかったくらい。本当「キャビン・フィーバー」から考えれば相当イーライ・ロスは頑張りました。特に主人公が自分と同じく拷問された人物を助けようとして行ったある事が、客観的に見るとどっちに転んでも相当酷い事だったりするシーンは、気持ち悪がっていいやら引きつり笑っていいやら困ること請け合いで素晴らしい。
 最後が「スッキリさわやか(「グロっとさわやか」じゃないんだよ)」終わるのが、正直好みではないんでこんな★になっちゃうんだけど、まあ好き者は見て損ないですよ、と言っておく。てか、俺って本当ホラーに点厳しいなあ。リメイク「サランドラ」なんて、今考えれば褒めてるんだから★4つあげろよ、お前!と思う。