映画館

 発狂小町 The Movie*1 (アン・フレッチャー) ★★★

終盤の主人公の行動に背筋が凍ったのでこの邦題を捧げたい。マジで小町ファンなら気に入ると思います…

 アフタースクール (内田けんじ) ★★★★

「運命じゃない人」から3年の時を経て公開された内田けんじの新作は、前作でも感じられたハードボイルド魂がより全編に満ち溢れた快作。個人的にこの進歩は大歓迎で大満足であり、この道を内田けんじがまっすぐ突き進めば最終的に「白夜行」完全映画化、み…

 ハンティング・パーティ (リチャード・シェパード) ★★★

アメリカ人にとってどれだけチャック・ノリスが偉大かを再確認できる映画。そうだ、ランボーはフィクションだがチャック・ノリスは実在の人物だったんだ…(当たり前)

 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (PTA) ★★★★1/2

あまりにも「ミルクセーキミルクセーキ」言われてるせいで、劇場にてミルクセーキ片手にダニエルと一緒に飲もうと待ち構えていたら、実際には飲まないのでちょっとガッカリしたのは俺だけでないはず。

 相棒 -劇場版- (和泉聖治) ★★★

どちらかといえば熱心な元からのドラマファンに激しく攻撃されている気がするこの劇場版であるが、予習のつもりでドラマ版を見始めたらドン嵌り、結局この1ヶ月だけでほぼ全話見た(100話以上)究極のニワカファンである俺から言わせると、この劇場版はそん…

 シーモンスター (シーン・マクラウド・フィリップス) ★★★

故永田雅一に敬意を表してゴールデンウィークは映画三昧だった訳だが、目的の一つとしてこれから突入する(はずの)3Dデジタル黄金時代を前に、家から現在最も近い3Dデジタル上映館までの距離を計測してきた。 片道420Km。 せめて来年末までには200Kmにして…

 レンブラントの夜警 (ピーター・グリーナウェイ) ★★★

グリーナウェイ久々の新作は絵画を扱ったミステリー、ということで劇映画デビュー作「英国式庭園殺人事件」に原点回帰、と思われた訳だが、別に最近の映画と変わりなく舞台上でチンポがブラブラする映画だった。が、音楽は「ナイマンナイマン」鳴ってたので…

 非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎 (ジェシカ・ユー) ★★★

以前、DVDでも見ているので再見。…が、ビックリしたことに今回見直すまで俺は「ある事実」に気づいてなかったのだった。 俺ってダーガーと誕生日おんなじ! 何か生きる勇気が沸いてきたぞ。

 NEXT (リー・タマホリ) ★★★1/2

ゲームの映画化はなぜ失敗するのか? もちろん興行的に成功した作品はあるし、映画として面白い物もある。が、今回はそういうレベルの話ではなく、あくまで「ゲーム」そのものが描かれていて偏屈なゲームファンも納得できる映画化ということで、残念ながらそ…

 少林少女 (本広克行) ★

ギッチョさんのツッコミ*1に対して何一つ弁解の余地が無い。 『「UDON」大好き!「スシ王子」おもろい!』と自他共に認めるゲテモノ食いの俺だが、上映中こんなに暗澹たる気持ちになったのは久しぶりだ。隣の席に親子が座ってたんだが、オスガキが上映中に母…

 銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜 (堤幸彦) ★★★1/2

この後も「20世紀少年」三部作等、今や三池崇史と並ぶ(いや超えたか?)撮影量を誇るキング・オブ・雇われ監督、堤幸彦久々のオリジナル企画ということで、当然較べるべき作品は「スキヤキウエスタン ジャンゴ」だと思われるが、自分はこちらに軍配をあげた…

 ブラックサイト (グレゴリー・ホブリット) ★★★

「地獄への扉はみんなのクリックで力を合わせて開くんだ」という「回路」を正しくハリウッドリメイクしたみたいな映画だった。でも多分、アクセスの大半は田代砲。

 モンゴル (セルゲイ・ボドロフ) ★★★

セルゲイ・ボドロフがチンギス・ハーンを撮るとなれば、否応無しにワイドショー的な下世話な視点として、6年前息子セルゲイ・ボドロフ・Jrを事故で亡くしたボドロフ監督が、チンギス・ハーンの長男ジョチの死をどう描くかという一点に尽きるわけだが(本当に…

 いのちの食べかた (ニコラウス・ゲイハルター) ★★★

もともと黙々と与えられた仕事を続ける工業機械が男前なナイスガイであるのは自明な訳だが、これが食肉加工所の機械となると、更に「(内臓)ポロリもあるよ」とセクシーさも加味されるのでうぶな俺はもうメロメロである(もともと「赤い砂漠」を見てからの…

 クローバーフィールド (マット・リーヴス) ★★★★

いやー面白かった。 政治的エクスキューズや後ろめたさを何一つ感じさせず、911を純粋な娯楽として消費し尽くすことに成功した初のハリウッド大作としてこの映画は歴史に名を残すのではないか(言いすぎ)。これからは、川内康範先生も大往生なされたことだ…

 ドラえもん のび太と緑の巨人伝 (渡辺歩) ★★★1/2

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 『おれはドラえもんを見に行ったと 思ったらいつのまにかジブりもんを見せられていた』 パクリだとかリメイクだとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…(AA略) いやあ、中…

 明日への遺言 (小泉堯史) ★★★

何かスティーブ・マックイーンのニセモノが出てるな…と見ていたらエンド・クレジットに出た名前が"Fred McQueen"。これはアメリカの「ゆうたろう」に違いない、と思って帰宅したら本当に息子らしい*1。IMDB*2だとこれが初映画らしいんだが、何で突然日本映画…

 ジャンパー (ダグ・リーマン) ★★★

原作未読。サミュエル・L・ジャクソンが特殊能力を持った悪ガキを捕まえて「今日からお前はトリプルX」という映画だと思いこんでいたので、いつ悪者が出てくるのかワクワクしていたら結局悪者出ず仕舞いでびっくらこいた。ジャクソン悪者なの? そんなこん…

 チャプター27 (J・P・シェファー) ★★

常々思っていることだが、人間はサインを欲しがる奴と何故人がサインを欲しがるのか理解できない奴の2種類に分けられる。 自分はどんなに尊敬する人物のサインであろうと、その紙で鼻をかんだりケツを拭いたりすることができる人間なので(実際小学生時分に…

 ジェシー・ジェームズの暗殺 (アンドリュー・ドミニク) ★★★

あまりにも長いんでケツが痛かった。痛くて痛くてジェシー・ジェームズと俺のケツ先に死ぬのはどっちだ、と覚悟を決めたところでジェシー死亡。やった勝ったぜ、と思ったのもつかの間、そっからがまた長くて試合には勝ったが勝負に完敗。アイス買ってケツ冷…

 銀色のシーズン (羽住英一郎) ★★★

しれっと

 マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 (ザック・ヘルム) ★★

予告やタイトルからみんなが思った通り、企画書に「ぬるいチャリチョコ」と書かれていたこと間違い無し映画。 でかいボールに押しつぶされた子供はぬるいのでペラペラにならないし、まあそれでもおもちゃ屋の中は見ているだけでもそれなりに楽しいんだが、現…

 奈緒子 (古厩智之) ★★★1/2

「母べえ」のべえは鶴べえのべえ、と(俺に)言われる位、大変目立っていた笑福亭鶴瓶であるが、この度めでたく素晴らしい主演作が誕生した。 硬軟両面のつるべに加え水着姿まで堪能できるつるべマニア全員必見の2時間。原作マンガは読んでないんだが、本当…

 L chinge the WorLd (中田秀夫) ★

予想以上に酷い出来で悶絶。 タイトル通り、チン毛並の登場人物があふれる世界で 「チン毛が2本抜けました!」 「むぅ、このチン毛の縮れ具合はただ事でない…」 「大変です!新種の毛ジラミが大量発生!もうダメ」 といった塩梅で見ているこちらとしては、お…

 アメリカン・ギャングスター (リドリー・スコット) ★★★1/2

ボスの死 → 市場の品質低下 → よりよい品を求めて新天地へ → 危険な商談 → 輸入ルート開拓 → 純度100% → 産地直送 → 鮮度確保 → 顧客第一主義 → 良いものをより安く直接ご家庭へ → ブランド確立 → 家族経営 → ボッタクリの小売店には制裁措置 → 同業者から…

 母べえ (山田洋次) ★★★1/2

ああ、ちょうど前の日見た「サイドカーの犬」の女の子が出てる。やっぱり可愛いなあエヘヘ、と思って今調べたら別人だった。 ショックだ…自分の記憶力とか審美眼とか全てがどうしようもない代物だったことが遂に判明してしまった。そうかサイドカーの女の子…

 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (ティム・バートン) ★★★★

血だ血だ鼻血だ。 ということで、実は1年ほど前から何の前触れも無く鼻血がドクドク出ることが幾度もあって、しかもなかなか止まらない。多分血しょう板不足なんだろうとは思ってるんだが、ついに今年初鼻血が映画館で来た。 どうしよう、と思いポケット他を…

 シルク (フランソワ・ジラール) ★★

美しい…美しすぎるよ本郷奏多クン。 これじゃあ、当然マイケル・ピットも惚れる…と思ったら惚れない。じっと我慢の子。もっと正直になれピット。それで映画のドラマとしても興業的な話題としても全て丸く収まるじゃないか。原作?捨てろそんなもん。

 魍魎の匣 (原田眞人) ★★★1/2

あれ、意外と(いやかなり)面白かった…俺っておかしいか2。 原作は既読なものの、自分でも驚いてしまったくらいまったく話を覚えてなかったので(だって13年前だもんな)、原作忠実度は分からず。が、京極堂御一行が中国に!東京の地下に!と縦横無尽に珍…

 AVP2 エイリアンズVS.プレデター (ザ・ブラザーズ・ストラウス) ★★★

あれ、意外と面白かった…俺っておかしいか。 何より、"ALIENSといえば美幼女"という鉄の掟が「ダーク・ウォーター」のアリエル・ゲイドたん起用で守られていることに感動した。